人類初の酔っ払い① (Toteより転載)

昔々の大昔、人類が言葉も道具もまだ上手に使えなかった頃のお話。

私達の遠いご先祖様にあたるマサオ(30才・仮名)が食糧のドングリを探して森を歩いていた時の事です。

マサオは奇妙な猿の一団と遭遇しました。

何が妙かと言いますと、、、

どの猿も動きが緩慢です。虚ろな目でフラフラと歩き廻り、誰もいない方向へキーキーと大声で鳴き、なかにはボス猿のアタマをパシパシと叩く者までいます。

この一団が気になったマサオは暫く様子を観察する事に。

するとそこに一匹の若猿がやってきました。若猿は群の近くにある大きな倒木の『幹の凹み(洞ですな)』に手を突っ込んで何かしゃくっては口に運んでいます。

何度か口に運んだ後、その若猿の様子も明らかにおかしくなってしまいました。

「????」

マサオはそっと洞の中を覗いてみます。

するとそこには黄金色に輝く液体が蓄えられ、

底には何か果実の様なものが沈んでいました。

顔を近づけると馥郁たる香りが鼻腔を刺激します。

本能は危険だと伝えていますが、好奇心に負けマサオもその液体をすくって口に含んでみました。

〜続く〜